マダイ釣りの仕掛けとテクニック

仕掛け
             
テクニック1
 下からの棚取り
まず、カゴは下を1cmくらい空け、上の穴は半分くらいで調整してください。コマセを8分目くらい入れ、沖アミを1匹ハリに真っ直ぐに付けてください。あまり深く刺しすぎると、ハリがクルクル回って、マダイが食えないですヨ。次に天秤からユックリ投入して下さい。針は一番最後に入れると、手前マツリにならないですヨ。着底しましたら、素早く、糸フケを取り、2m位ずつ、巻き上げながら、コマセを撒き、ハリス分、仕掛けを上げます。大体5-7分位たちましたら、1度、仕掛けを上げてください。この時にコマセが全く残っていなかったら、下と上の穴をやや閉めて調整してください。決して、コマセの出しすぎは禁物です。マダイに食わせるのは、ハリに付いた沖アミですので・・・。また付け餌の沖アミが残っていたら、棚が上すぎますので、次回はやや下目に、また、沖アミが全く、残っていなかったら、次回はやや上に棚をとって下さい。沖アミがハリの頭で半分に切られていたら、きっとマダイが食べていますので、再度同じ棚を攻めて下さい。
これは、基本の基本ですので、潮の無い時はユックリ、沖アミを動かしてあげたり、常に、海中でハリスがどうなっているかイメージしてあげて下さい。また、必ず、道糸で自分の仕掛けが上からなんメートルの所にあるかをイメージするともっと釣果がアップしますヨ〜!!!。
テクニック2
 上からの棚取り
餌の付け方やコマセの入れ方等は同じですが、エサ取りの多い時は船長の指示で上から棚を取ります。エサ取り(ウマヅラ等)が多いって事はコマセを撒きすぎないと、いう事ですので、よ〜く考えて下さいネ。たとえば船長が、「50mの棚でやってください」と指示が出ましたら、おおよそ、55m位まで天秤を降ろし、糸を止め、ユックリコマセを撒きながら、5m巻上げ50mでのんびり待って下さい。上からの棚の時はマダイの引きはいっきにアタリますが、けっして、ビックリ合わせをせずにユックリ竿を立てて、マダイの大きさをイメージして、それから巻き上げて下さいね。後は、船で船長にゆっくり聞いて下さい。
上からの棚取りの
効用
乗込みとは、雌のマダイが腹に真子を蓄え、浅場に産卵に入ってきます。この時期のマダイはとても神経質で、コマセカゴが泳層を通過するだけで、散らばってしまいます。上から棚を取るということは、マダイの泳層の上でコマセカゴを止め、コマセをユックリ、マダイを驚かせないようにコマセを撒き、ジックリ待って下さい。誘いもユックリ、竿を上げ、ポンッと竿先を下ろして針がフワフワと落ちるようなイメージで動かすと効果的です。ただ、チームワークが必要な釣り方ですので、お1人でもマダイの泳層をコマセカゴが突っ切ってしまうと、タイが驚いて散らばってしまいますので、充分気をつけて下さい。タナをもう少し落としたい場合はクッションを長くしたりもハリスを伸ばしたりすると効果的な場合もあります。でも決して、コマセカゴでたいを驚かせないでネ。またコマセワークはイサキ釣りのシャクリ釣りのコマセワークの欄に紹介していますので、ご参考に。