団塊世代の船釣り初挑戦    アジ釣り講座

釣りの用語 アジ編

   赤タン        イカを細かく切って食紅で赤く染めたもの
   おまつり       隣近所の人と仕掛けが絡まること
   棚          魚が釣れる水深
   ビシ         魚を寄せるエサを入れるカゴ。普通は天秤とのセットの事をいう
   コマセ        アジを寄せる為の餌の事。イワシのミンチ(みきさーで細かくしたもの)
   シャクリ        コマセを撒くために竿を上下に振ること。
   スプール       リールの糸が巻いてあるところ
   ロッドキーパー    竿を置く為のもの。これがあればお弁当ものんびり。
   クランプ       ロッドキーパーの竿に取り付けるパーツ
   クッションゴム    天秤と仕掛けの間に付けるゴムのより取り 1.0-1.5mm 20-30cmがベスト
   ハリス        針を結んである糸、通常は仕掛けのこと
   バラシ        魚が途中で居なくなってしまうこと
   バックラッシュ    リールの道糸が出すぎてリールの所で絡まること
   ビックリあわせ   魚のあたりでビックリして竿を振る事
   サミング        指でリールり道糸を抑えること
   糸ふけ        道具が着底して余った道糸のこと
 
   


アジの釣り方

@道具のセット
    自分の釣り座に竿にビシカゴ、ロッドキーパー、コマセの
    順にセットします。仕掛けは釣り場に到着してから天秤に付けましょう。
    

Aアカタンを仕掛けに付ける
   針にそれぞれアカタンを付けます。アカタンは
   1ツでOKです。大きいものはハサミで切って
   下さい。アジの仕掛けの針はムツ針といい、
   針先が曲がっているので、針先は必ず出して
   下さい。また
風の無い場合は仕掛けは船の外
   に出しておく
と絡まないですヨ。
    

Bビシにコマセを詰める
    備え付けのレンゲでビシに満タンに入れましょう。    

C仕掛けの投入
    竿をロットキーパーからはずし、もう片方の手でビシを持ちます。   
     リールのクラッチをはずし、親指でスプールを押さえ、
    自分の前方に
振り子の要領で投げ入れます。
    最初は無理をせずに少しずつ慣らしていきましょう。        
   
   
片手で竿、片手でリール   サミング

Dビシの着底まで
    投入から着底までの時間は水深によって異なりますが
    着底までは必ず、
親指でサミングしながらスピードを調整して
    下さい。なにもせずフリーで糸を出すと、バックラッシュして
    手前まつりをしたり、おまつりの原因になります。
                                                              
Eビシの着底と糸ふけを取る
   ビシが着底するとふわっと軽くなります。この時が
   着底した瞬間です。リールのクラッチを戻し、
   竿先にビシの重さを感じるまで巻きます。糸ふけがとれて
   まっすぐになったら2m(船長が指示します)ほど巻きます。
   道糸には1mずつ印がついていますので、必ず道糸のマークで見てください。

   

Fコマセを撒き方と棚とり
   前項の2m巻いた状態から、コマセを振ります。コマセの撒き方は大きくガチャガチャ竿を
   振らずに50cm前後ソフトに3〜4回振りましょう。その後、リールを1mほど巻き上げて、
   海底から、3mほどの位置でアジのあたりを待ちます。30〜50秒待って、あたりが無い場合は、
   同じこと(EとF)を3〜4回繰り返してください。(潮の流れ方によって水深は変わることがあるので
   必ず海底から
棚を取り直したほうが良いですネ)。
   コマセの撒き方は重要なので釣場で実際に船長に聞くほうが良いでしょう。
Gアジからの魚信・・・・ヒット〜!!!
   アジがあたると竿先がピクピク動きます。水深、アジの大きさによってあたりは変わってきますが
   けっして慌てずまたビックリ合わせをせずに、巻き上げてください(ムツ針はアジがかかった時点で
   掛かっています)。電動リールの場合は中速以下で巻き上げてください。決してキーパーに
   掛けたままで電源ONは止めましょうネ。アジの口は柔らかく切れやすく、またこのときが一番
   楽しい時なのです。
       
Hビシの取り込み
 リールの停止位置
   電動リール、手巻きリールどちらでも、
ビシが海面すれすれに来たら停止します。
   電動リールの場合は調整できますので船長に聞いてください。初心者の方は必ず、
   嬉しさのあまり巻きすぎてしまいます。巻きすぎてビシをバンジージャンプのように空中で
   ブラブラしてしまうと、アジが反動で落ちてしまいますので必ず、水面スレスレで
   止めてください。
    
 アジの取り込み
  そのまま竿を立てるとビシが手元にきますので、竿はロッドキーパー置く、または
  竿立てに立て、 ビシをコマセの容器に入れます。続いて、
ハリスの半分ほど
  ところを持ってアジを一気に抜き上げます。大アジの場合は船長や隣の人に
  タマ網ですくってもらいましょう。釣り上げたアジは海水を入れたバゲツに
  泳がせますが、数が増えたら、アイスボックスに移します。アジは死んでしまうと口が
  開いてしまうので見た目も悪くなりますので早めの方が良いでしょう。
  この場合、氷の入った
アイスボックスには必ず海水を入れましょう。
  入れないとアジが白っぽくなってしまいます。


I再投入
  続いて、再度コマセを詰めて再投入します。凪の場合仕掛けは船の外に出しておくと仕掛けが
  絡まずに手前まつりが減ります。でも混雑時、風が強い時はとなりの人と絡まる原因になりますので、
  ご注意下さい。

Jおまつり

  ビシの棚を取り、あたりを待っているときにふわっと糸ふけが出る場合があります。この場合は
  他の人とおまつりをしています。すぐに巻き上げます。このところ電動リールの普及で絡まった
  人に声も掛けずに1人でかってに巻上げてしまう人も見かけますが、必ず声を掛け合い、なるべく
  同じスピードで巻き上げましょうネ。

K釣場の移動
  アジが釣れない場合は釣場を移動します。波でコマセの容器が飛んだりしますので、移動時は
  コマセの容器を船の中に戻しておきましょう。また波がかかったりしますので移動時は船内に
  移動しましょう。
L帰港
  さ〜、たくさん釣れたかな〜。帰港したら帰宅まで時間が掛かる方は船宿で氷の追加をして下さい。
  その後、駐車場までお送りしますので手を洗ったり、お茶をのんで一服してください。
  下処理の分からない人は遠慮せず、スタッフにお声をかけてください。
  簡単な下処理、料理方法をお教えします。
M料理 
  その日に食べるアジは簡単皮むき美味しい自家製干物ふわふわアジフライ
  美味しい外道料理をご参考に。
  また内蔵やエラを取り、ジブロックなどの袋に入れておけば刺身で2−3日は大丈夫ですので
  ご家族でお楽しみ下さい。でもお帰りは疲れているのでお気をつけて〜。


続いて、マダイ釣りの実践に
                                 
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